2分でわかるアメリカ

2017/06/20ロシアが米に警告、緊張するシリア

アメリカ軍が18日、シリア北部の上空でアサド政権軍のスホイ22戦闘機を撃墜しました。2011年にシリア内戦が起きて以来、アメリカ軍がアサド政権軍機を撃墜するのは初めてのことです。

これに対し、ロシア国防省は、空軍が展開するシリア上空における飛翔体をすべて標的にするとの立場を示しました。ロシアの通信社が伝えたもので、ロシア国防省は、不測の事態を回避するためのアメリカとのホットラインを遮断することを決めました。

欧米の主要メディアがトップ級で詳しく報じました。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、ロシアがアメリカとの緊張を高めたと伝えました。フィナンシャル・タイムズは、アメリカ軍がシリア政府軍機を撃墜したことにロシアが憤慨、アメリカ主導の有志軍を標的にすると警告したとトップ級で報じました。

ニューヨーク・タイムズは、アメリカ軍の行動とロシアの反発について、シリア内戦で別の側に立つ両大国が対立する最新の動きだと解説しました。

USAトゥデイは、ロシアがアメリカ軍との通信網を遮断したことがアメリカ軍のシリア上空での行動にどう影響するかは不明だと伝えました。過激組織ISが制圧する地域が縮小したことで戦闘地域が限定され、展開するさまざまな部隊同士の大規模な衝突を避けることが難しくなっているとしています。


 [June 19, 2017]  No 031843676

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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