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2017/06/15FRB、低インフレに逆らい利上げ

アメリカの中央銀行にあたるFRBが14日、2日間にわたる金融政策を決める会合(FOMC)を終えました。政策金利であるフェデラルファンド(FF)レートの誘導目標を0.25%引き上げ、1.00〜 1.25%にすることを決めました。予想通りでした。バランスシートの縮小に着手する具体的な方針も示しました。

FRBは会合後、年内にあと1回の利上げを予想していることを明らかにしました。今年末の金利の中間予想は1.4%、2018年は2.1%、2019年については2.9%でした。

FRBはさらに、インフレ率の見通しを小幅ながら下方修正しました。今年は目標の2%を下回ると予想。コアPCEを3月時点の1.9%から1.7%に修正しました。今年のGDP成長率の見通しについては0.1ポイント引き上げ2.2%としました。失業率は、3月時点の4.5%から4.3%に見通しを修正しました。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、弱い物価上昇を予想しながらも雇用が強いとして、FRBが年内にあと1回の利上げをする可能性があることを示唆したと報じました。

フィナンシャル・タイムズは、弱いインフレに逆らう形でFRBが利上げしたと伝えました。バランスシート縮小の具体策も示し、金融政策の正常化を始めたことを示したとしています。

ニューヨーク・タイムズは、FRBが経済に自信を示し、3四半期連続で政策金利の引き上げを決めたと伝えました。今回の利上げにより、2008年に始まった金融緩和の終了に一歩近づいたとしています。


[June 14, 2017]  No 031843673

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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