2分でわかるアメリカ

2017/05/31広報部長の辞任が意味するもの

ホワイトハウスのマイク・ダブキ広報部長が、トランプ大統領が中東・欧州歴訪に出発する前日に辞表を提出していたことがわかりました。アメリカのメディアが30日、一斉に報じました。帰国したトランプ大統領が受理、ホワイトハウスが正式発表しました。

ダブキ氏はトランプ大統領が就任した1カ月後にホワイトハウスに入りました。わずか3カ月で辞任したことになります。補佐官の多くと異なり、去年の大統領選でトランプ陣営に加わりませんでした。

トランプ大統領はホワイトハウスの人事刷新を検討しているとされています。そのタイミングでの辞任だけに、多くの憶測を呼ぶ結果になりました。

最初に報じたアクシオス(AXIOS)は、ダブキ氏ついて、ホワイトハウス内に仲間が少なく、「トランプランド」に新参者が入り込む難しさを示した辞任だったと解説しました。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、FBIのコミー長官を解任した際、ケーブルチャンネルへの対応をめぐりトランプ大統領が声を荒げて怒ったことがあり、ダブキ氏が解任されるとみられていたと伝えました。ただ、一部の補佐官は、ダブキ広報部長とスパイサー報道官が、トランプ政権の苦境のスケープゴートにされていると考えているとしています。

ニューヨーク・タイムズは、政治経験が長いダブキ氏について、規律がない大統領に規律を持たせることに苦労した補佐官の一人だったと報じました。会見や広報とは別に、トランプ大統領がツイッターに投稿するので、管理が難しいとしています。


[May 30, 2017]  No 031843662

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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