2分でわかるアメリカ

2017/05/10新しい米韓関係、こう読む

韓国の大統領選で、文在寅(ムン・ジェイン)氏が勝ちました。ちなみに英語ではMoon Jae-inと表記されます。

大統領選を受けて、韓国は9年ぶりに保守政権から革新政権に変わります。内政、外交政策が大きく変わる可能性があります。

隣国の日本と比べ、韓国の大統領選をめぐる欧米メディアの報道は控えめです。大きく報じたフランス大統領選とは対照的。アメリカのメディアは主に、北朝鮮政策、トランプ政権との関係などに焦点をあてた報道が目立ちました。

ニューヨーク・タイムズは、北朝鮮問題をめぐりアメリカと韓国の関係が悪化する可能性があると伝えました。国務省で韓国問題を担当した元幹部は、米韓の政策の違いが深刻になり、韓国内で反アメリカが広がる可能性があると警告したとしています。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、韓国に防衛ミサイルを配置するなどアメリカ軍が北朝鮮への圧力を高めていることを文氏が批判していると報じました。訪米前に、可能ならピョンヤンを訪問するとも言っているとしています。日本は、日米韓の安保上の連携が崩れることを恐れていると解説しました。

ワシントン・ポストは、北朝鮮に対し「最大圧力」をかけるアメリカのトランプ政権に対し、文氏は北朝鮮との対話姿勢を示していると伝えました。ただ、64歳の人権問題の元弁護士が一旦就任すれば、実利的になり、姿勢を変える可能性があると専門家がみているとしています。

 
 [May 09, 2017]  No 031843648

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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