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2017/04/19英総選挙へ、EU離脱はハードかソフトか

イギリスのメイ首相が18日、6月8日に総選挙を実施する意向を示しました。次回選挙は2020年の予定でしたが、それを大幅に前倒しするもの。イースター休暇明けのサプライズになりました。

イギリスの首相に解散権はなく、下院の3分の2の賛成が必要です。定数650の下院の330議席を占める与党に加え、229議席の最大野党の労働党が歓迎する意向を示しています。解散総選挙の実施は確実だとみられています。

ダウニング街10番地(首相官邸)で記者会見したメイ首相は、ブレグジット(イギリスのEU離脱)交渉の基盤を固めるため、やむを得ず選挙実施を決断したと説明しました。

フィナンシャル・タイムズは、総選挙によりメイ首相が保守党の2015年のマニフェストを変更することができるが、保守党が苦しい立場に追い込まれるリスクもあると解説しました。2015年に大敗した自由民主党が復活しているとしています。メイ首相が先月、EU離脱を正式に通知したが、フランスの大統領選とドイツの議会選挙が終わるまで交渉が進まないとみられていると伝えました。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、メイ首相が総選挙で勝利する見通しだが、EUとの貿易交渉が単純になることはないと報じました。総選挙で国内の政治対立を解決できるかもしれないが、EUとの協議は別だとしています。

ニューヨーク・タイムズは、メイ首相の会見を受けて英ポンドが上昇したとしたうえで、総選挙によりメイ首相のハード・ブレグジットがソフト・ブレグジットに変わる可能性があるとの期待が広がったと報じました。


 [April 18, 2017] No 0223199

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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