2分でわかるアメリカ

2017/04/11ボーナス返せ、元大手銀幹部から83億円回収へ

アメリカの銀行大手ウェルズ・ファーゴの取締役会は10日、不正営業の慣行をめぐる責任として、元幹部2人に対しこれまで支払った報酬のうち7500万米ドル(約83億円)を返済するよう求めました。

取締役会に設置された委員会がまとめた113ページに及ぶ報告書は、ジョン・スタンプ元CEOとリテール部門の元責任者であるキャリー・トルステッド氏の職務怠慢により1億8500万米ドル(約205億円)の罰金が科せられたと結論付けています。

ウェルズ・ファーゴの不正販売をめぐっては、スタンプ元CEOが6900万米ドル(約76億5000万円)、トルステッド氏が6630万米ドル(約73億5900万円)を支払うことで2016年に和解しています。今回の要請はそれらに追加するものです。

ワシントン・ポストは、アメリカの大手銀行の不正に対する社会的な圧力が高まっていて、追加要求額が歴史的な高額になったとトップ記事で解説しました。

ニューヨーク・タイムズは、取締役会の委員会の調査で、新規口座の獲得をめぐり多くの不正疑惑が新たなに見つかったと伝えました。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、ウェルズ・ファーゴの取締役の多くが株主から訴訟を起こされる可能性があるほか、連邦政府と州政府が不正営業を捜査中だと報じました。


 [April 10, 2017] No 0223194

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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