2分でわかるアメリカ

2017/04/01なにか隠している?広がる疑惑

トランプ陣営がロシア政府と結託してアメリカの大統領選に介入したとされる疑惑。2月に更迭されたフリン前大統領補佐官が、上下両院の情報委員会とFBIに対し、聴取に応じる条件として刑事免責を求めています。

議会とFBIがどう対応するかまだわかりません。トランプ大統領は31日、「フリン氏は訴追免除を求めるべき。捜査は魔女狩りだ」とツィッターに投稿しました。

アメリカの主要メディアは、フリン氏の免責要求をトップで詳しく報じました。

フリン氏の要求を最初に報じたウォールストリートジャーナルは、「フリン氏は話すことがある。環境が許せば話したがっている」とするフリン氏の弁護士のコメントを伝えました。話したいことがトランプ大統領に関することなのか不明だが、聴取後に罪に問われる可能性があるとフリン氏が考えていることを示唆しているとしています。

ニューヨークタイムズは、外国がアメリカの政治システムに介入した可能性があるという意味で、ロシアに絡むスキャンダルはウォーターゲート事件より恐ろしいとするコラムを掲載しました。トランプ大統領が主張するようにフリン氏を免責し、事実を明らかにすべきだと主張しました。

ワシントンポストは、免責要求についてフリン氏が何かを隠していることを示唆しているとの見方があるが、免責が与えられても事実を話すことを保証するものではないと解説しました。聴取では、当局が事実確認だけではなく、刑事罪に問えるかどうかも探ることになるとしています。

ホワイトハウスのスパイサー報道官は、31日午後の定例会見で、貿易問題などに長い時間を割きました。ただ、記者からはロシア疑惑に関する質問が集中しました。CNBCは、トランプ政権がロシア疑惑から貿易問題に話題をそらしているとの見方があると伝えました。

 
 [March 31, 2017] No 0223188

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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