2分でわかるアメリカ

2017/03/31米CBOが警告した国の借金

アメリカ連邦議会の予算局(CBO)は30日、公的債務が30年後の2047年までに、対GDP比で150%に膨らむとの見通しを年次報告書の中で公表しました。

65歳以上の人口増に伴う医療費負担の増加や金利の上昇、経済成長率が鈍化するとの見通しを前提にした試算です。CBOは、債務と財政赤字の拡大が新たな危機を招くと警鐘を鳴らしました。

 アメリカの公的債務の対GDP比が過去最高に膨らんだのは第2次世界大戦後の1946年。106%でした。

ちなみに、OECDの統計では、2016年の債務残高の対GDP比は、アメリカが111%、日本は232%、イギリスは115%、ドイツは75%、そしてギリシャは200%でした。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、公的債務が今後30年間にわたり増え続けるというCBOの見通しは、財政赤字を拡大させることなく支出を増やすというトランプ政権の挑戦に注目が集まる結果になったと報じました。

連邦議会の動きを専門に報じるヒルは、保守派がさらなる予算の削減を求めることになり、共和党の税制改革を複雑にするだろうと解説しました。

CNBCは、トランプ大統領が公約している大型のインフラ投資に影響するかもしれないと伝えました。


[March 30, 2017] No 0223187

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2018.10.19 更新中国批判強めた為替報告書、日本を引き続き監視※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(15日更新)はこちら(マイページへログイン)アメリカ財務省が17日遅く、主要な貿易相手国、地域の通貨政策…
  • 2018.10.18 更新注目のFOMC議事録、こう読む※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(15日更新)はこちら(マイページへログイン)FRBが9月25日と26日に開いた前回会合(FOMC)の議事…
  • 2018.10.17 更新失業者数を上回った求人※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(15日更新)はこちら(マイページへログイン)アメリカ労働省が16日発表した雇用動態調査(JOLTS)によ…
  • 2018.10.16 更新米株式相場はどこへ向かう※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(15日更新)はこちら(マイページへログイン)長期金利の突然の上昇、米中貿易摩擦の激化への懸念、企業の業績…
  • 2018.10.13 更新NY株反発も不安定、底はまだ?※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(9日更新)はこちら(マイページへログイン)ニューヨーク株式相場が急落。世界同時株安の発端となりました。1…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを知る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ