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2017/03/28噴き出たプーチン政権への不満

プーチン政権に対する抗議集会が26日、ロシア全土の80以上の都市に広がりました。モスクワやサンクトペテルブルクでは1万人規模に達しました。

きっかけは、野党指導者のナワリヌイ氏がメドベージェフ首相の巨額収賄を告発する動画をインターネット上に公開したことでした。複数の豪邸や高級ヨット、イタリアのワイナリーなどを賄賂として受け取ったと告発しました。動画を見た中間層のプーチン政権に対する不満が噴出、2011〜2012年以来の大規模抗議集会につながりました。抗議参加者の多くは10代、20代の若者です。

野党の発表では、抗議集会に参加した1000人以上が拘束されました。また、タス通信によりますと、モスクワの裁判所は、警察の指示に背いたとしてナワリヌイ氏に対し15日間の拘束と2万ルーブル(約3万9000円)を科しました。ベスコフ大統領補佐官は「違法な集会に若者を誘導した」とナワリヌイ氏を批判しました。

ワシントン・ポストは、モスクワだけで2万5000人にも達したと一部で言われている抗議集会について、多くのロシア人の情報源となっている国営放送のニュースが報道しなかったと伝えました。問題は、ロシア政府が強い抗議にどう対応するかだとしています。

ニューヨーク・タイムズは、1999年12月31日にエリツィン元大統領が辞任して以降、ロシアを統治してきたプーチン大統領が2018年の選挙で再選を目指すと幅広くみられていると報じました。野党のナワリヌイ氏が仮に出馬できても勝つ見込みはないが、その存在が選挙に影響するだろうと解説しました。

ロシアの反プーチン政権の動きは、経済・金融メディアも大きく取り上げました。ブルームバーグは、今回の抗議行動の主役が中間層であり過去の抗議とは性格が異なると伝えました。CNBCは、2018年3月の大統領選のかなり前に、メドベージェフ首相が解任されるだろうとの専門家の見方を紹介しました。


 [March 27, 2017] No 0223184

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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