2分でわかるアメリカ

2017/03/18北朝鮮めぐる米外交の転換

アメリカ政府が北朝鮮に対する外交を転換します。

アメリカのティラーソン国務長官は17日、韓国のユン・ビョンセ外相と会談後の記者会見の中で、オバマ前政権時代の「戦略的忍耐(Strategic Patience)」の政策は終わったとした上で、武力行使を含めたあらゆる措置を検討する方針を示しました。北朝鮮を強くけん制したものです。

ニューヨークタイムズは、ティラーソン国務長官のコメントについて、話し合いによる解決、もしくは北朝鮮政府が崩壊するまで待つ選択肢を取らないことをトランプ政権として初めて公にしたものだと報じました。

ワシントンポストは、トランプ政権が北朝鮮に対し武力行使を辞さないことを明確に示唆したと詳しく伝えました。制裁や外交努力が失敗したが、アメリカ政府は長期にわたって武力行使の選択肢は検討しなかったとしています。

ウォールストリートジャーナルは、ティラーソン国務長官の発言について、就任以来で北朝鮮に関し最も直接的に言及したものだと解説しました。

ティラーソン国務長官の会見後、トランプ大統領は北朝鮮について「非常に悪い行動をしている。アメリカとゲームをしている。中国は何もしなかった」とツイッターに投稿しました。

ブルームバーグは、ティラーソン国務長官の東アジア歴訪の簡単な部分が終わり、次に中国に向かうとした上で、中国政府に北朝鮮に強硬な姿勢でのぞむよう迫る方針だと伝えました。ただ、アメリカ軍が韓国に迎撃ミサイルTHAADを配備したことに中国が怒っていて、状況は非常に複雑だとしています。

 
[March 17, 2017] No 0223178

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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