2分でわかるアメリカ

2017/03/17また「憲法違反」とされた大統領令

アメリカのトランプ大統領が今月6日に署名したイスラム圏6カ国のビザ(査証)発給を90日間停止する大統領令(executive order)について、ハワイ州にある連邦地方裁判所が、全米で執行の停止を命じる仮処分を下しました。裁判所は43ページにおよぶ判決理由書の中で、「ハワイ州側が憲法違反であることを証明した」と説明しました。

メリーランド州にある連邦地方裁判所も同様の決定を下したほか、ワシントン州の裁判所も続く見通しです。

今年1月に出した同じ目的の大統領令も裁判所の差し止めを受け、執行が停止したままです。

裁判所の決定を受けトランプ大統領は「司法の行き過ぎだ」と批判、最高裁まで争う姿勢を示しました。最初の大統領令を再発行するとまで言いました

ウォール・ストリート・ジャーナルは、トランプ大統領の移民に関する新たな大統領令にとって法的に大きな打撃となったと報じました。

ニューヨーク・タイムズは、市民権や難民保護の団体が裁判所の決定を歓迎したが、同時にトランプ大統領が司法の場で争う姿勢を示しているため非常に不透明感が強いと不安視していると伝えました。

ワシントン・ポストもハワイ州の裁判所の決定を詳しく解説しました。読者の関心が高く、ウェブサイトの関連記事のアクセス数がトップになっています。


 [March 16, 2017] No 0223177

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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