2分でわかるアメリカ

2017/03/11米雇用統計でわかったこと

アメリカの労働省が10日発表した2月の雇用統計は、変動が激しい農業を除く雇用者数が前月比で23万5000人増えました。予想(19万人〜20万人増)を大幅に上回りました。

失業率は予想通り4.7%と、1月と比べ0.1ポイント改善しました。時間あたりの平均賃金は前月比で6セント(0.2%)増えました。前年比では2.8%増。そして、労働参加率は前月比で0.1ポイント改善し63%となり、2016年3月以来の高水準でした。

ロイターは、FRBによる来週の利上げを後押しする内容だと伝えました。ゴールドマンサックスは、FRBが3月、6月、9月に利上げを実施するとの見方を示したとしています。

ウォールストリートジャーナルは、雇用が強いペースで増え、失業率が低下、賃金が増加し、アメリカの労働市場が健全であることを示したと報じました。FRBが来週の会合で短期金利を引き上げることが確実になったとしています。

フィナンシャルタイムズも同様のトーンで来週のFRBの利上げが固まったと伝えました。ただ、低学歴の失業率が7.3%から7.9%へ大幅に上昇していて、労働者の明暗が分かれたとしています。

ニューヨークタイムズは、候補者だった際に「雇用統計はインチキだ」と批判していたトランプ大統領が、ツイッターに強い雇用統計を歓迎する投稿をしたと報じました。



[March 10, 2017] No 0223173

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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