2分でわかるアメリカ

2017/03/08北朝鮮めぐる米中の緊張、こう伝えた

アメリカのトランプ政権は7日、北朝鮮による弾道ミサイルの発射を受け、在韓米軍に最新鋭の地上配備型迎撃ミサイル(THAAD)の配備を開始したと発表しました。これを受けて中国外務省は、朝鮮半島の緊張をエスカレートする行為だとして、「断固として反対する」と表明しました。

ワシントン・ポストは、アメリカと韓国が迎撃ミサイルの配備は北朝鮮の脅威に対する防衛に必要だと主張したが、中国は自国軍への脅威であり、東アジア問題への余計な干渉だと拒絶したと報じました。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、迎撃ミサイルの韓国への配備が中国を怒らせたと伝えました。中国の新華社通信が、アメリカに全てを賭ける韓国の無謀な行為だと解説したとしています。ウォール・ストリート・ジャーナルによりますと、北朝鮮の核開発を阻止することを目的にした制裁が失敗したとする報告書を国連がまとめました。

ニューヨーク・タイムズは先週末、トランプ政権の国家安全保障を担当するスタッフが、北朝鮮が韓国を先制攻撃する可能性と核兵器を韓国に再配備する可能性の両方を話し合ったと報じました。これに関連してニューヨーク・タイムズは、北朝鮮が既に韓国と日本のほとんどを核弾道ミサイルで攻撃する能力を持っているとアメリカの諜報関係者が話していると伝えました。また、アメリカのTHAAD配備を受け、中国が迎撃ミサイルの開発を加速する可能性があるとしています。

金正男氏が暗殺された事件をめぐりマレーシアと北朝鮮が互いに相手国民の出国を禁止したニュースについても、欧米メディアが詳しく報じました。CNNによりますと、大使館員とその家族、そして国連職員を含め11人のマレーシア人が北朝鮮にいるとみられます。


 [March 07, 2017] No 0223170

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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