2分でわかるアメリカ

2017/03/04今月利上げ確率85%、FRB議長が押し上げ

アメリカの中央銀行にあたるFRBのイエレン議長が、3月利上げ観測を後押ししました。

イエレン議長は3日のシカゴでの講演で、今月14日と15日の金融政策を決める会合(FOMC)で、雇用と物価上昇が予想に沿って引き続き進展しているかどうかを検証すると述べました。その上で、進展が確認できれば、「フェデラルファンド金利(政策金利)の一段の調整が適切となる公算が大きい」との見方を示しました。

フィッシャー副議長も3日にニューヨークで講演しましたが、政策への言及はありませんでした。

ウォールストリートジャーナルは、FRBのイエレン議長が今月の会合で利上げする可能性が高いことを示唆したと報じました。マーケットに利上げの可能性があることを伝えた形だとしています。

フィナンシャルタイムズも同様のトーンで伝えました。「利上げが適切になる公算が大きい」として3月利上げ観測を大きく後押ししたとしています。イエレン議長は、利上げのタイミングをギリギリまで待つ伝統的なハト派とみられていると解説。多くの要素がアメリカの金融政策の決定者を一段と積極的にしたと伝えました。

ニューヨークタイムズも「イエレン議長が3月会合で利上げする可能性が高いことを示唆した」との見出しで報じました。FRBは、会合の直前に発表される雇用統計とインフレ関連の指標を注視しているとしています。

CNBCによりますと、CMEフェドウォッチが示す3月利上げの確率が、イエレン議長の講演を受け85.3%に急上昇しました。講演前は80%前後で推移していました。

 
 [March 03, 2017] No 022316

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2018.08.21 更新トルコの次を心配する投資家
  • 2018.08.18 更新再び売られたトルコリラ※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(13日更新)はこちら(マイページへログイン)世界のマーケットに影響した「トルコショック」。今週初めに急落…
  • 2018.08.17 更新米300紙、トランプ大統領からの攻撃に対抗※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(13日更新)はこちら(マイページへログイン)アメリカの300を超える新聞が16日、報道の自由を擁護する社…
  • 2018.08.16 更新新興国からマネー流出、ベア領域※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(13日更新)はこちら(マイページへログイン)「トルコ・ショック」が新興国に連鎖しています。震源のトルコリ…
  • 2018.08.15 更新エルドアン大統領、iPhoneと米ドル買うな※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(13日更新)はこちら(マイページへログイン)トルコのエルドアン大統領は14日、iPhoneなどアメリカの…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを知る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ