2分でわかるアメリカ

2017/03/02「3月利上げ」を予想するマーケット

「FRBが3月に利上げする」。1日のマーケットでこんな見方が広がりました。それを反映して、ニューヨーク株式相場が大幅高、米ドル高が進み、米国債の利回りが大幅に上昇しました。

背景には、FRBの地区連銀総裁らが今週に入り、相次いで早期利上げの可能性を示したことがあります。特にニューヨーク連銀のダドリー総裁のCNNのインタビューでの強気発言が影響しました。

ロイターによりますと、シカゴの短期金利先物市場が示唆する3月利上げの確率が69%と、前日の35%から急上昇しました。5月利上げの確率は55%から73%に、6月利上げの確率については74%から86%にそれぞれ上がりました。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、3月利上げ観測を背景にダウが2万から2万1000ドルまで24取引日で到達。1万から1万1000ドルに到達した1999年の最短記録に並んだと報じました。ただ、株価が歴史的水準から割高にあるため、一部の投資家が急速な株価上昇を懸念しているとしています。

フィナンシャル・タイムズは、3月利上げ観測が広がったことに加え、トランプ大統領の演説が期待を抱かせるトーンだったことで、株高、米ドル高が進んだと伝えました。

CNBCは、FRBが3月15日に利上げするとの観測が急速に強まり、米2年債の利回りが一時1.3%まで上昇、2009年以来の高水準をつけたと報じました。


 [March 01, 2017] No 0223166

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2018.12.11 更新先が読めないブレグジットイギリスのメイ首相は10日、翌11日に予定していたEU離脱をめぐる法案の議会採決を中止しました。メイ首相は、「離脱案をめぐっては重要点の多くで幅広い支持が得られ…
  • 2018.12.08 更新予想下回った米雇用統計、こう読むアメリカ労働省が7日に発表した11月の雇用統計は、景気を敏感に反映することから重視される非農業部門の雇用者数が15万5000人増となり、前月の改定値23万700…
  • 2018.12.07 更新HUAWEI副会長逮捕の衝撃カナダ司法省は5日、中国の通信機器大手HUAWEI(ファーウェイ)の孟晩舟(メン・ワンツォウ)副会長兼CFOを逮捕したことを明らかにしました。副会長は創業者の娘…
  • 2018.12.06 更新市場混乱後に動いた中国中国政府は5日、アルゼンチンでの米中首脳会談に関し、初めて公式の声明を発表しました。声明は、3月1日までの期限を設けて貿易戦争の終結を目指すことで一致したと明記…
  • 2018.12.05 更新「I Am a Tariff Man」アメリカのトランプ大統領は4日、「私はTariff Man(関税マン)だ。人や国が我が国の富を求めてやってくるが、代償として(関税)を払ってもらう。(関税は)い…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを知る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ