2分でわかるアメリカ

2017/02/23FOMC議事録、こう読む

アメリカの中央銀行にあたるFRBが22日、1月31日と2月1日に開いた金融政策を決めるFOMCの議事録を公表しました。この中で、多くのメンバーが「かなり早期(fairly soon)の利上げ」が適切と考えていたことがわかりました。

FRBは前回のFOMCで政策金利を据え置きました。トランプ政権の財政政策の不確実性が高まったとの指摘がありましたが、労働市場やインフレ率が予想通り改善した場合、多くのメンバーがかなり早期の利上げが必要になると述べました。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、「かなり早期の利上げ」があるとの見出しで報じました。早ければ3月14日と15日に開く会合で政策金利の引き上げが検討される可能性があるとしています。

フィナンシャル・タイムズも「かなり早期の利上げ」の文言に注目した見出しで伝えました。ただ、ホワイトハウスの経済政策を慎重に見守る姿勢も示したとしています。

ニューヨーク・タイムズは、FRBの政策メンバーの一部がより速いペースの利上げを主張したことがわかったと報じました。ただ、過半数のメンバーが、依然として緩やかなペースの利上げが必要だと発言したとしています。

ロイターによりますと、FRBのパウエル理事は22日の講演で、比較的早期の利上げが適切だとの認識を示した上で、3月の会合までに発表される経済指標を注視していると述べました。


 [February 22, 2017] No 0223161

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2019.03.20 更新ブレグジット、「最大2年」先送りもブレグジット(イギリスのEU離脱)が迷走しています。先週の一連のイギリス議会の採決を受け、メイ首相は3回目となる離脱協定案の採決を議会に求める方針でした。しかし…
  • 2019.03.19 更新 FRBドットチャート、どう変わるかアメリカの中央銀行であるFRBが19日と20日に金融政策を決める会合(FOMC)を開きます。今週のマーケットの最大の材料になりそうです。政策金利は据え置くとの予…
  • 2019.03.16 更新 ブレグジット、次に何が起きるかイギリス議会が14日、ブレグジット(イギリスのEU離脱)の延期をEUに求める政府動議を賛成多数で可決しました。来週20日までにEUとの離脱合意案を議会が承認する…
  • 2019.03.15 更新米上院がトランプ宣言無効を可決、英議会は3回目の採決へアメリカの連邦議会上院は14日の本会議で、トランプ大統領がメキシコ国境の壁を建設するために発動した国家非常事態宣言を無効にする決議案を賛成59票、反対41票で可…
  • 2019.03.14 更新ブレグジット迷走、「最悪シナリオ」は排除イギリス議会は13日夜の採決で、「合意なき離脱」を支持しないことを賛成321票、反対278票で可決しました。前日には、メイ首相がまとめた離脱修正案を大差で否決し…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを知る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ