2分でわかるアメリカ

2017/02/17FRBとトランプ政権、どちらに注目すべきか

FRBの金融政策がどうなるか。過去8年のマーケットの最大の材料でした。しかし、異色のアメリカ大統領の誕生で、政治が相場を動かすことが増えました。

今週の外国為替マーケットでは、FRBのイエレン議長が上院の証言でタカ派的な発言をしたことを受け、米ドルが大幅に上昇しました。しかし、効果は24時間持ちませんでした。マーケットは、FRBとトランプ政権のどちらにより影響されるか。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、マーケットが当面、政治に左右され、少なくとも今はFRBを忘れるべきだとのコラムを掲載しました。マーケットの材料が金融政策から財政政策に移ったことで、投資行動など全てが変わったとしています。

CNBCは、米ドル相場がFRBとトランプ大統領の綱引きに揺れていると解説しました。FRBの利上げをめぐる観測が相場に影響していると同時に、トランプ政権の米ドル政策に神経質になっているとしています。

フォックス・ビジネスは、トランプ大統領がFRBのイエレン議長から注目を奪ったと伝えました。イエレン議長が議会で「完全雇用に近づいている」との認識を示した一方、トランプ大統領は雇用創出と規制緩和の重要性を主張しているとしています。規制強化を担当したFRBのタルーロ理事が4月に辞任することを表明したと伝えました。

FRBのイエレン議長とフィッシャー副議長は最近、トランプ政権の財政政策が極めて不透明だとの見方を示しました。


[February 16, 2017] No 0223158

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2018.12.14 更新トランプ大統領の法的リスクアメリカのニューヨーク連邦地裁が12日、トランプ大統領の元弁護士のマイケル・コーエン氏に禁錮3年の実刑判決を下しました。約200万米ドル(約2億2600万円)の…
  • 2018.12.13 更新「米中進展」は本物か12日のニューヨーク株式相場が上昇しました。CNBCは、米中の貿易をめぐる協議の進展への期待が株価を押し上げたと伝えました。トランプ大統領はロイターとの単独イン…
  • 2018.12.12 更新中国、アメ車関税引き下げへ中国政府が、アメリカから輸入する自動車にかける関税を現行の40%から15%へ引き下げることを検討していると複数のメディアが報じました。中国政府は、今年7月1日に…
  • 2018.12.11 更新先が読めないブレグジットイギリスのメイ首相は10日、翌11日に予定していたEU離脱をめぐる法案の議会採決を中止しました。メイ首相は、「離脱案をめぐっては重要点の多くで幅広い支持が得られ…
  • 2018.12.08 更新予想下回った米雇用統計、こう読むアメリカ労働省が7日に発表した11月の雇用統計は、景気を敏感に反映することから重視される非農業部門の雇用者数が15万5000人増となり、前月の改定値23万700…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを知る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ