2分でわかるアメリカ

2017/02/15FRB議会証言、こう読む

FRBのイエレン議長が14日、連邦議会上院の銀行委員会に出席しました。この中で、イエレン議長は、「待ち過ぎるのは賢明ではない」として、今後のFOMCで利上げを決める可能性があると述べました。FRBは年内に3回の利上げを示唆していますが、追加利上げが次回会合の3月になるのか、それともマーケットが予想する6月になるのかについては具体的な言及を避けました。

イエレン議長はまた、トランプ新政権の経済政策をめぐり相当程度の不透明性があるとの認識も示しました。

ロイターによりますと、イエレン議長の議会証言を受け、短期金利先物市場で、年内の利上げペースが加速するとの見方が強まりました。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、FRB議長が、アメリカ経済が明るいとの認識を示し、3月の会合にも短期金利を引き上げる可能性を示したと報じました。そして、ワシントン・ポストも、イエレン議長が3月の会合で追加利上げを検討する可能性があると伝えました。

一方、フィナンシャル・タイムズは、イエレン議長がトランプ政権をめぐる不透明感を警告したとの見出しで報じました。金融政策はまだ決まっていないとしながらも、待ち過ぎることは賢明ではないとも述べたとしています。

ニューヨーク・タイムズは、イエレン議長が議会に対し、短期的な成長より生産性の向上に注目すべきだと語ったと伝えました。


[February 14, 2017] No 0223156

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2018.12.19 更新WSJ、利上げ停止を主張アメリカの中央銀行にあたるFRBが18日、金融政策を決める会合(FOMC)を2日間の日程で始めました。0.25%の利上げを決めるとの予想が優勢です。FRBは、1…
  • 2018.12.18 更新「ロシア、SNSで黒人誘導」ロシアが、2016年のアメリカの大統領選で、トランプ氏を当選させる目的で、有権者に大量の偽情報を流したとする2つの報告書が17日公表されました。コロンビア大学の…
  • 2018.12.15 更新醜い中国データに動揺中国政府の統計局が14日発表した11月の小売売上高は2003年5月ぶりの低い伸びとなりました。鉱工業生産は少なくともほぼ3年ぶりの低い伸びでした。いずれも予想を…
  • 2018.12.14 更新トランプ大統領の法的リスクアメリカのニューヨーク連邦地裁が12日、トランプ大統領の元弁護士のマイケル・コーエン氏に禁錮3年の実刑判決を下しました。約200万米ドル(約2億2600万円)の…
  • 2018.12.13 更新「米中進展」は本物か12日のニューヨーク株式相場が上昇しました。CNBCは、米中の貿易をめぐる協議の進展への期待が株価を押し上げたと伝えました。トランプ大統領はロイターとの単独イン…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを知る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ