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2017/02/14ムニューチン氏は「トランプ・カオス」を救うか

アメリカ議会上院が13日、トランプ大統領が財務長官に指名したスティーブン・ムニューチン氏を正式に承認する見通しです。

ムニューチン氏は、元ゴールドマン・サックスのバンカーで、ハリウッド映画の大型作品への投資で知られています。去年の大統領選では、トランプ陣営の財務責任者を務めました。

CNBCは、ムニューチン氏が財務長官としてトランプ大統領が招く「カオス状態」の改善に貢献する可能性があると伝えました。ゴールドマン・サックス幹部のジム・ドノヴァン氏をナンバー2として迎え、元モルガン・スタンレーのジャスティン・ムジニック氏とレーガン政権のエコノミストだったデビット・マルパス氏の3人を財務省に迎え入れるとみられるとしています。ムニューチン氏はホワイトハウスのスタッフと比べて保護主義色が薄く、「トランプラリー」をさらに押し上げる可能性があると解説しました。

ロイターは、トランプ大統領が財務長官としてムニューチン氏を指名したことは、民間の銀行幹部を信用していることを示していると伝えました。オバマ大統領は、ベテランの金融当局者だったガイトナー氏を起用し、金融危機後の対応にあたらせたとしています。

トランプ大統領が「米ドルが強すぎる」と主張し、マーケットが動揺する局面がありました。その際、ムニューチン氏は「長期的には米ドル高が必要だ」として火消しに動いたとされています。ウォール・ストリート・ジャーナルは、ムニューチン氏が上院の承認委員会に向けた書簡の中で、トランプ大統領の主張と矛盾しない形で慎重に「強い米ドル政策」を主張したと解説しました。


 [February 13, 2017] No 0223155

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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