2分でわかるアメリカ

2017/02/11日米首脳会談、欧米はこう伝えた

アメリカを訪れている安倍首相が10日、トランプ大統領とホワイトハウスで会談しました。

会談後の記者会見で両首脳は、日米同盟を強化していくことで合意しました。注目された為替政策については、麻生副総理兼財務相とペンス副大統領の間の協議、そして財務省の専門家どうしで話し合うことで一致しました。トランプ大統領は、対中政策に関する質問に対し「為替は公平な土俵が作れると思う」と述べました。通商政策に関するトランプ大統領の強硬な発言はありませんでした。

記者会見は、CNNなどアメリカのニュースおよび経済ニュース専門のケーブルチャンネルのほか、CBSなどの主要ネットワークが番組を中断して異例に中継、注目度の高さを示しました。ただ、アメリカ人記者の質問は、イスラム圏7カ国の入国を一時禁止した大統領令の差し止めに対するトランプ政権の不服申し立てを連邦高裁が退けた問題に集中しました。

ウォールストリートジャーナルは、安倍首相が「新たな経済の対話を開始することで合意した」と述べ、TPPにこだわらず、トランプ大統領が主張する2か国間協定に従う意向を示唆したと報じました。

フィナンシャルタイムズは、トランプ大統領が通貨と貿易に関してアメリカがより公平な立場で競争する政策をとることをあらためて示唆したと解説しました。

NBCニュースは、トランプ大統領が「重要な同盟だ」だとして米日関係を高く評価したと伝えました。記者の関心は、トランプ政権の移民政策をめぐる司法の場での争いに集中したとしています。

USA Todayは、トランプ大統領が「日本の安全」を守ることをコミットしたと報じました。ただ、トランプ大統領は、日米両国が一段の軍事協力を強化する必要があるとも述べたとしています。


 
 [February 10, 2017] No 0223154

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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