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2017/02/10再燃したギリシャ危機、「ネバーエンディング」

ギリシャの債務危機が再燃しています。不透明なフランスの大統領選やブレグジット(イギリスのEU離脱)などと並び、マーケットの懸念材料となっています。

問題は、ギリシャの財政目標をめぐり債権者間で意見が分かれていることです。ギリシャにとって支援策の検証作業を完了する時間が足りなくなるとの懸念が高まっています。

債権者の一角を担うIMFは6日、ギリシャがユーロ圏の債権者が設定した財政黒字目標を達成できないだろうとの見解を示しました。これに対し、ユーログループ(ユーロ圏財務相会合)のデイセルブルム議長は7日、IMFの見方が悲観的すぎると述べました。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、ギリシャの財政問題について「Never-Ending Drama(終わりなきドラマ)」だと報じました。財政目標をめぐる対立があり、支援プログラムが動かなくなっているとしています。今年の債務問題は去年よりややこしく、夏場の危機の可能性が再び高まっていると解説しました。

CNBCは、債権団とギリシャ政府が債務減免をめぐり意見が対立、ギリシャがユーロ圏にとどまれるかどうかが再び疑問視されていると伝えました。アナリストの間では、ギリシャがユーロ圏から抜けるかどうかで見方が分かれているとしています。

フィナンシャル・タイムズは、ギリシャが7年近くにわたる金融支援を受けて経済が大きく改善したものの、(改革の)遅れがあり、懸念が依然として残っていて、ユーロ圏を離脱する可能性があると報じました。IMFのアナリストがギリシャの債務が爆発的に増えていることを懸念しているとしています。

ギリシャ債務危機の再燃で、9日のヨーロッパの債券市場では、ギリシャの2年債利回りが10.09%前後と、去年6月以来の高水準に上昇しました。
 

 [February 09, 2017] No 0223153

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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