2分でわかるアメリカ

2017/02/08異常に遅い閣僚承認

アメリカのトランプ大統領が指名した閣僚候補の承認手続きが遅れています。これまでに上院で承認されたのはわずか5人です。

遅れの背景には、野党の民主党が委員会の採決をボイコットするなど対決姿勢を鮮明にしていることがあります。ホワイトハウスの準備不足も指摘されています。

共和党の一部が反対に回ったことなどで投票が50対50に分かれ、ペンス副大統領の裁量でデボス教育長官が7日にようやく承認されました。ニューヨーク・タイムズによりますと、上院の採決が二分し、副大統領が1票を投じたのは歴史上初めてのことです。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、歴代の政権では大統領就任2週間でほとんどの閣僚が承認されていたが、非常に遅れていると報じました。過去何十年で最も遅いとしています。閣僚承認前には、バックグラウンドや経済的な利益相反がないかなどの資料を上院に提出することになっているが、トランプ大統領のスタッフがそのプロセスを踏まないことが多いと関係者が話していると伝えました。

ワシントン・ポストは、トランプ大統領が指名した閣僚候補について過去に例がないほど反対意見が多いと報じました。デボス教育長官の投票が50対50に分かれたが、これは共和党と民主党の主張の違い、両党の懸念を象徴する例だとしています。


 [February 07, 2017] No 0223151

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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