2分でわかるアメリカ

2017/02/01トランプ顧問「ユーロ、著しく過小評価」

アメリカのトランプ政権が新設した国家通商会議のトップ、ピーター・ナバロ氏が、フィナンシャルタイムズのメールによるインタビューで、ドイツなどがユーロ相場を操作していると批判しました。

ナバロ氏は、アメリカとEUの貿易交渉に関して「暗黙のドイツ・マルク安が障害になっている」と述べました 。ドイツがユーロ安で輸出を増やしているとしています。

ブルームバーグは、ナバロ氏がユーロについて「著しく過小評価されている」と批判したと伝えました。

ウォールストリートジャーナルは、トランプ大統領が日本と中国が通貨安誘導しているとコメントしているが、それとは別に、通商政策の顧問が、ドイツがユーロ安方向へ誘導し、貿易を有利にしていると発言したと伝えました。ナバロ氏のコメントを受け、ユーロが対米ドルで0.8%上昇、円は1%超値を上げたとしています。

フォーチュンは、トランプ大統領と同様にナバロ氏は、ヨーロッパとのTTIPや環太平洋国とのTPPなど複数国家との協定より、2カ国間の貿易交渉の方がアメリカに有利になると信じていると解説しました。

BBCは、ドイツのメルケル首相がナバロ氏の発言に反論したと報じました。メルケル首相は「ECBは独立した立場にあり、ドイツが影響力を行使することはない」とした上で、ドイツがユーロ相場を誘導することはできないと主張したとしています。

米国時間の明日1日は移動のためお休みします。2日に再開します。
 
 [January 31, 2017] No 0223147

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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