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2017/01/31「カオス状態」を生んだ大統領令

アメリカのトランプ大統領が先週金曜日、イスラム圏7カ国の市民らの入国を一時的に停止する大統領令に署名しました。難民受け入れも停止しました。これを受け全米の空港などが大混乱、首都ワシントンをはじめ全米の主要都市で大規模な抗議行動が広がりました。

トランプ大統領は、「イスラム教徒の入国を禁止したものではない。国を守るためだ」と主張しましたが、週明けも混乱がおさまる気配がありません。カナダやイギリスなどの同盟国はトランプ大統領の移民政策を強く批判しました。

ワシントンポストによりますと、トランプ大統領の大統領令を受け、ベトナム戦争時代に国務省と在外公館との間で構築された特殊な連絡チャンネルを使って入国制限に関する機密メモが配布されました。

ニューヨークタイムズは、トランプ大統領の入国禁止措置でカオス状態になったと報じました。ホワイトハウスが大統領令を擁護し、国土安全省が合法的な居住者を除外すると発表したが、「伝統的なアメリカの価値観を転換するものだ」としてアメリカ国内や海外のカオス状態がおさまる気配がないとしています。

ウォールトリートジャーナルも、トランプ大統領のイスラム圏7カ国の入国停止措置がカオス状態を生んだと伝えました。ウォール街でもトランプ大統領の措置への批判が広がっているとしています。ジャーナルはまた、トランプ大統領が公約している経済政策についても景気刺激の効果が短期で終わるとの見方が出ていると解説しました。

フィナンシャルタイムズは、全米の空港がカオス状態になっていることを受け、トランプ大統領が航空会社、メディア、そして民主党を批判、反論したと報じました。
 
[January 30, 2017] No 0223146

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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