2分でわかるアメリカ

2017/01/21トランプ大統領とマーケット

ドナルド・トランプ氏がアメリカの第45代大統領に就任した20日のニューヨーク・マーケットでは、株式の買いが先行、米国債利回りが上昇しました。米ドル相場はまちまちでした。

トランプ氏が選挙で勝利した翌日から就任式前日の19日まで、ニューヨーク株式市場を代表する優良銘柄30の株価指数ダウが8%上昇しました。ウォールストリートジャーナルのデータによりますと、1997年のビル・クリントン大統領の2期目の就任式以来の上昇率でした。マーケットが、トランプ氏の経済政策に期待していることを示しています。

ザ・ヒルは、トランプ氏が大統領として宣誓した瞬間、3つの株価指数が急落したと報じました。ダウは2分間で50ポイント下げたとしています。ただ、ダウを含むいずれの株価指数も上昇を維持したと伝えました。

ウォールストリートジャーナルは、選挙から就任式までの株価のパフォーマンスは、必ずしも就任後の株価と一致しないと解説しました。歴代大統領で就任式までに株価が最も上昇したフーバー大統領の時代は、就任後の約8か月後に株式相場が暴落、就任1年目は13%下落したとしています(いわゆる「大恐慌」です)。投資家の多くが、トランプ大統領の政策を反映した相場がまだ始まっていないと見ていると伝えました。

USA トゥデイは、選挙勝利から就任式までの株価の上昇率は、歴代の大統領の中で5番目と高いが、今後の株価は公約ではなく、トランプ政権がいかに政策を実行するかにかかっていると報じました。


 
[January 20, 2017] No 0223141

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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