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2016/12/28東芝の悪夢、欧米はこう伝えた

東芝が27日、アメリカを拠点とする原子力関連のグループ会社で、新たに数千億円規模の損失を計上する可能性があると発表しました。この問題をめぐっては報道が先行しましたが、正式に発表した格好です。

発表によりますと、原子力事業の子会社「ウェスティングハウス」が去年買収した「CB&Iストーン・アンド・ウェブスター」の資産内容を詳しく調べた結果、数千億円の損失を計上する可能性があったことが判明したということです。

綱川社長が記者会見で「株主をはじめ全ての関係者におわびする」と陳謝しました。不正会計問題で経営が悪化した東芝に、巨額損失を計上する可能性が新たに出てきたことで、抜本的な経営の立て直しを迫られそうです。

ワシントンポストは、13億ドル規模の不正会計問題と20億ドル以上の原子力事業の赤字計上からの経営再建を目指していた東芝が、新たな打撃を受けたと報じました。

ニューヨークタイムズは、ライバル企業を巨額資金で買収することで世界の原子力産業で最大手の一角の地位を築いた東芝が、結果として窮地に陥ったと解説しました。CB&Iストーン・アンド・ウェブスターの買収は最初からギャンブルだったとしています。

ブルームバーグは、アメリカの原子力産業の再生とかつて伝えられた買収が東芝にとって悪夢になったと伝えました。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、エレベーターから家電まで幅広い分野のメーカーである東芝の原子力事業の赤字がさらに拡大、さらに経営に打撃となる可能性があるとアナリストが懸念していると報じました。2011年の福島第一原発の事故にもかかわらず、原子力事業が会社の明るい未来を支えると東芝の幹部が頻繁に話していたとしています。

 [December 27, 2016] No 0223126

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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