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2016/12/21独トラック突入、まさかの誤認逮捕

19日、3つのテロが起きました。ロシアの駐トルコ大使の暗殺事件、スイス・チューリヒのモスクでの発砲事件、そして、ドイツのベルリン中心部のクリスマス市場にトラックが突っ込み、12人が死亡、48人がケガをした事件。

このうち、無差別テロの可能性が高いベルリンの事件について、欧米メディアがトップ級で詳しく続報しました。

クリスマス市場の人混みに突入した大型トラックの車内でポーランド人の遺体が見つかりました。これとは別に、ドイツ警察はパキスタン人の23歳男性を重要参考人として身柄を拘束。しかし、男性が犯人と確認できる証拠が不十分であるとし、20日午後に釈放しました。トラック内のポーランド人もテロに巻き込まれた被害者の可能性が指摘されています。

ドイツのウェルトは、真犯人が武器を持って逃走中の可能性があるとする治安当局高官の話を伝えました。ウォール・ストリート・ジャーナルは、パキスタン人は鑑識結果と一致しなかったとした上で、トラックを運転していた容疑者が逃亡中だとしています。

ワシントン・ポストは、パキスタン人の容疑者を釈放、捜査が振り出しに戻ったと報じました。ドイツだけでなくヨーロッパ全体で、クリスマス前のホリデームードが怒りに変わったとしています。

フィナンシャル・タイムズは、誤認逮捕されたパキスタン人の男性が難民申請をしていたことから、メルケル首相への批判が高まったと伝えました。難民問題が再びドイツの重要な政治問題になったとしています。

ニューヨーク・タイムズは、大規模な攻撃を受けたフランスとベルギーと並び、テロ攻撃の対象になっているという現実にドイツが直面したと解説しました。
 
 [December 20, 2016] No 0223122

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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