2分でわかるアメリカ

2016/12/15値引きして値引きして

アメリカ商務省が14日に発表した11月の小売売上高は、前月比0.1%増にとどまりました。前月から伸びが鈍化、予想を下回りました。

変動が激しい自動車、ガソリン、建設資材、食品サービスを除いたコアの小売売上高も伸びが鈍化しました。こちらも予想に届きませんでした。

ロサンゼルス・タイムズは、11月の小売売上高は消費者信頼感と小売全体のバロメーターだとした上で、微増にとどまったことでやや消費が鈍化した可能性があると報じました。

USAトゥデイは、10月の小売売上が強かったが、11月は著しく減速したと伝えました。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、小売店がジレンマに陥っていると解説しました。小売各社が去年以上に値引き率を大幅にしているが、消費者がさらなる値下げを待っているとしています。一部の小売店では、ブラック・フライデー以降も積極的なセールを継続していると伝えました。

ロイターは、予想を下回ったものの、所得が伸びていることや家計資産が過去最高に達していることなどから、小売売上高の減速は一時的だとみられると伝えました。

ロイターによりますと、JPモルガンは14日、11月の小売売上高が予想を下回ったことを受け、第4四半期GDPの伸び率予想を下方修正しました。従来の2.0%から1.5%へ大幅に引き下げました。
 
 [December 14, 2016] No 0223118

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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