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2016/12/14国務長官に指名された大物、ロシアに近すぎる?

ドナルド・トランプ次期大統領は13日、アメリカの外交を担う国務長官に、エネルギー最大手エクソンモービルのレックス・ティラーソンCEOの起用を決めたと発表しました。財界の大物中の大物です。

ティラーソン氏は64歳。エクソンモービルに40年あまり勤め、2006年にCEOに就任しました。ロシアでの駐在経験があり、プーチン大統領と親交があります。3年前にはロシア政府から勲章も受章しています。ウクライナの領土を占領したロシアに対し、アメリカ政府が経済制裁を実施していますが、ティラーソン氏は制裁に反対していました。

国務長官の指名は難航しました。ジュリアーニ元ニューヨーク市長や2012年の大統領候補だったロムニー氏らの名前があがりましたが、異論が出ました。就任には上院の承認が必要で、ティラーソン氏のロシアとの近すぎる関係が問いただされる可能性が指摘されています。

ニューヨーク・タイムズは、トランプ次期大統領の国務長官の選択は問題があるとする社説を掲載しました。あらゆる外交の決定、行動についてロシアとの関係が疑われることになるだろうとしています。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、ロシアのプーチン大統領と直接交渉したティラーソン氏が中心となり、エクソンモービルが1999年以降に極東の石油プロジェクトを手がけたが、その業績が評価されティラーソン氏はエクソンモービルのCEOにのぼりつめたと報じました。ロシアとの近い関係が、ティラーソン氏が国務長官に指名された最大の理由であり、議会承認の際の最大の障壁になるとしています。

ワシントン・ポストは、ティラーソンの就任をめぐっては、上院の共和党員も反発する可能性があると伝えました。
 
[December 13, 2016] No 0223118


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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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