2分でわかるアメリカ

2016/11/30トランプ氏が引き継ぐ強い経済

アメリカ商務省が29日発表した第3四半期(7-9月)のGDP改定値は、季節調整済み年率換算で前期比3.2%増と、速報値の2.9%増から上方に改定されました。予想の3.0%増を上回りました。

個人消費と輸出がアメリカ経済をけん引しました。企業のインフラ投資や住宅建設が上方修正されたことも寄与しました。

Reutersは、力強い個人消費と大豆輸出の急増がアメリカ経済を支えたと伝えました。アメリカ経済が底堅いことが改めて示され、FRBによる来月の利上げをさらに後押ししそうだとしています。

Financial Timesは、アメリカの成長が予想を上回り、ドナルド・トランプ次期大統領が明るさを増した経済を引き継ぐことが示されたと伝えました。トランプ氏は年率で約3.5%の成長を目指しているとしています。

APは、トランプ次期大統領が公約する減税や関税の引き上げなど政策の変更次第で来年の成長見通しが大きく変わるとアナリストは慎重に見ていると解説しました。

The Wall Street Journalは、企業の業績の改善が続き、アメリカ経済が2年ぶりの強い成長を示したと報じました。

ところで、S&Pが発表したケース・シラーの20都市圏住宅価格指数が前年比で5.1%上昇しました。予想の5.2%上昇には届きませんでしたが、住宅価格の平均は2006年7月につけた水準を上回りました。The Wall Street Journalがトップ級で伝えました。


[November 29, 2016] No 0223108

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2019.02.16 更新米中協議は進展、それとも不調?アメリカと中国が北京で開いた貿易をめぐる閣僚級協議が15日、2日間の日程を終えました。両政府は来週、ワシントンで6回目(今年3回目)となる閣僚級協議を行う予定で…
  • 2019.02.15 更新実は弱かった米年末商戦、9年ぶりの大幅減アメリカ商務省が14日発表した2018年12月の小売売上高は季節調整済みで前月比1.2%の減少でした。コンセンサス予想は0.1%増でしたので、それを下回り予想外…
  • 2019.02.14 更新ドル高が影響? 米CPI横ばいアメリカ労働省が13日発表した1月の消費者物価指数(CPI)は3ヵ月連続で前月から横ばいでした。0.1%上昇がコンセンサス予想でしたので、それを下回りました。前…
  • 2019.02.13 更新100年前の呪縛と米中貿易協議アメリカと中国の貿易をめぐる次官級協議が、11日から中国商務省ではじまりました。ムニューシン財務長官とライトハイザー通商代表が12日に北京に到着、14日に始まる…
  • 2019.02.12 更新 時間がないブレグジット3月29日に定められたブレグジット(イギリスのEU離脱)まで約1カ月半。離脱後のEUとの関係を詳細に決める協定はまだ成立していません。EUの行政執行機関である欧…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを知る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ