2分でわかるアメリカ

2016/11/26「ロシアがトランプ勝利を導いた」

The Washington Postは24日、洗練されたロシアのグループが「偽物のニュース」をでっち上げ、アメリカの大統領選の民主党候補だったヒラリー・クリントンを不利な立場に追い込んだとトップ級で報じました。共和党のドナルド・トランプ氏を助ける結果になったと同時に、アメリカの民主主義に打撃となったとしています。

Postは、クリントン氏を犯罪者だと思わせたり、健康問題に関する疑惑を広げ、クリントン氏が国家を世界的な投資家の影響下に入れよう企んでいるなどとする情報をロシア人が幅広く拡散させていたことを2つの独立系調査会社が発見したと伝えました。フェイスブックやグーグルなどのコンプライアンスに準拠したもので、巧妙な手口だったと解説しました。

Postの記事は、欧米の多くのメディアが引用しました。Fortuneは、アメリカの選挙にロシアが介入したとの幅広い批判があるが、Postの報道はその一つだとしています。

The Independentは、RT、Sputnik 、そしてロシア国営の情報サービスがミスリードした記事をインターネット上で拡散、アルゴリズムが「トレンド情報」として認識し、アメリカの主要なメディアの報道につながることがあると解説しました。

一方、Salonは、トランプ次期大統領が、アメリカの諜報機関によるブリーフィングを受けるのと同じぐらいの頻度で、ロシアのプーチン大統領と話していると伝えました。過去2週間で、トランプ氏とプーチン大統領は2度電話で意見を交換したとしています。
 
[November 25, 2016] No 0223106

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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