2分でわかるアメリカ

2016/11/24トランプ氏、外交経験ゼロの女性を指名した事情

アメリカのドナルド・トランプ次期大統領が23日、サウスカロライナ州のニッキー・ヘイリー知事を国連大使に指名しました。ヘイリー知事はこれを受け入れました。国連大使は上院の承認が必要です。

ヘイリー氏はインド系移民の女性。外交経験はありません。選挙戦期間中は、トランプ氏を激しく批判していました。

The New York Timesは、トランプ次期大統領が国連大使にヘイリー知事を指名したのに続き、住宅都市開発長官に元神経外科医で黒人のベン・カーソン氏を指名する方針だと報じました。トランプ氏はこれまでに白人男性5人を重要ポストに指名しましたが、インド系女性と黒人の指名で政権にバランスを取ろうとしていることがわかるとしています。

The Washington Postは、これほど早い段階で次期大統領が国連大使を指名するのは異例だとしています。ヘイリー氏は外交経験も連邦政府での職務経験もないが、調整がうまいとみられているとしています。早い段階で国連大使を指名したのは、トランプ次期大統領が外交の場としての国連を重視していることを示していると解説しました。ヘイリー氏は、シリア問題など世界で最も複雑な問題に立ち向かうことなると伝えました。

Politicoは、トランプ氏を批判していたヘイリー氏を国連大使に指名したが、トランプ氏が批判していた人を積極的に政権に入れるかどうかは国務長官の指名を待つ必要があると解説しました。ヘイリー氏は共和党の「ライジング・スター」だったとしています。

11月24日木曜日はサンクスギビング・デー(感謝祭)でアメリカの連邦祝日です。お休みとし、翌25日に再開します。


[November 23, 2016] No 0223105

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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