2分でわかるアメリカ

2016/11/16米政権移行チームが大混乱

アメリカのドナルド・トランプ次期大統領が、政権始動に向けホワイトハウスの重要ポストや閣僚の人選を本格化しています。

政権移行チームのリーダーを務めるのはマイク・ペンス次期副大統領。先週金曜日、ニュージャージー州のクリス・クリスティーズ知事から変わったばかりです。チームには、トランプ氏の長女であるイヴァンカさんをはじめとした家族、シリコンバレーの投資家ピーター・ティール氏、弁護士で元ニューヨーク市長のルドルフ・ジュリアーニ氏のほか、ワシントンに拠点を置くシンクタンク、ヘリテージ財団の関係者が含まれています。

こうした中、政権移行チームで安全保障問題を担当していたマイク・ロジャーズ氏が15日、チームを抜けました。ロジャーズ氏は下院の諜報委員会の元委員長で重鎮。 また、ジュリアーニ氏は司法長官のポストを辞退しました。

The New York Timesは、政権移行チームの作業が「遅れ」から「停止寸前」に変わりつつあると報じました。政権移行は通常、速やかに、計画的に進むものだが、スタート時点の遅れと不透明感がトランプ政権のスタートに影響する可能性があるとしています。

The Washington Postは、政権移行チームの安全保障問題のアドバーザーが抜けたのに加え、トランプ氏を支持していた元神経外科医のベン・カーソン氏が閣僚就任を辞退したことは驚きだったと伝えました。

The Wall Street Journalは、政権移行チームは先週金曜日に大規模な会議を開き、多くのポストを決める予定だったが、チームリーダーがクリスティーズ知事からペンス次期副大統領に変わったことで進まなかったと解説しました。

元国務省幹部のエリオット・コーエン氏は、「政権移行チームは怒りで溢れている、お前は敗者だと叫んでいる」とツィートし、「キャリア官僚」に対し政権入りしないよう呼びかけました。多くの主要メディアが伝えました。


[November 15, 2016] No 0223099

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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