2分でわかるアメリカ

2016/11/11首都が変わる、トランプ政権はどうなる

アメリカの次期大統領に決まったドナルド・トランプ氏は10日、ホワイハウスにオバマ大統領を訪ね、政権移行について協議しました。

アメリカ史上初の黒人大統領から、公務経験がない財界出身の次期大統領への移行プロセスがはじまりました。来年1月20日の就任式まで約2カ月かけて引き継ぎます。政権移行は、ニュージャージー州のクリス・クリスティーズ知事が主導する形で進められます。

トランプ氏は今後、4000人の閣僚や省庁幹部を任命することになります。The New York Timesによりますと、オバマ大統領の指示で任命する人物の情報などに関する新しいシステムを今年に入り構築されました。2008年に、共和党のジョージWブッシュ大統領(当時)から政権移行した例を参考に進められるとしています。

The Washington Postは、オバマ大統領が政権移行をフルサポートする方針だと伝えました。別の記事で、新しい政権の誕生により、軍、執行部、連邦裁判所、金融監督などの機関まであらゆる首都機能が変わりそうだと解説しました。

The Wall Street Journalは、選挙戦の期間中にトランプ氏に反対していた共和党員が、新しい時代を受け入れようとしていると報じました。トランプ氏の政策が共和党の新しい政策になる方向だとしています。

新しい閣僚や補佐官の候補として、トランプ氏に近い人物の名前が上がっています。重要政策のアドバイザーとしてアラバマ州選出のジェフ・セッション上院議員、ビジネスマンのスティーブン・ムヌーチン氏、ジュリアーニ元ニューヨーク市長、ニュージャージー州のクリス・クリスティーズ知事、ニュート・ギングリッジ元下院議長らです。閣僚人事などは早ければ12月上旬にも公表される可能性があります。

CNBCは、トランプ政権の財務長官のポストにJPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOの起用が検討されているとする情報筋の話を伝えました。

Politicoは、トランプ次期大統領の政権移行チームが水面下で閣僚候補のリスト作成に着手したとした上で、国務長官にジョン・ボルトン元国連大使ら、国防長官にスティーブン・ハドリー元国家安全保障担当補佐官らの名前があがっていると報じました。

 
 [November 10, 2016] No 0223096

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2018.10.20 更新中国当局、投資家の懸念緩和に協調行動中国政府の統計局が19日発表した2018年第3四半期(7−9月)のGDPは前年同月比で6.5%増加しました。エコノミストのコンセンサス予想は6.6%で、それを下…
  • 2018.10.19 更新中国批判強めた為替報告書、日本を引き続き監視アメリカ財務省は17日、主要な貿易相手国、地域の通貨政策を分析した「為替報告書」を発表しました。半期に一度のペースで議会に提出するもので、今回の報告書は4月に続…
  • 2018.10.18 更新注目のFOMC議事録、こう読む※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(15日更新)はこちら(マイページへログイン)FRBが9月25日と26日に開いた前回会合(FOMC)の議事…
  • 2018.10.17 更新失業者数を上回った求人※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(15日更新)はこちら(マイページへログイン)アメリカ労働省が16日発表した雇用動態調査(JOLTS)によ…
  • 2018.10.16 更新米株式相場はどこへ向かう※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(15日更新)はこちら(マイページへログイン)長期金利の突然の上昇、米中貿易摩擦の激化への懸念、企業の業績…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを知る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ