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2016/10/21「トランプTV」が試験放送?

ラスベガスのネバダ大学で開かれた大統領候補による昨夜のテレビ討論会。共和党候補のドナルド・トランプ氏は3回の討論会の中で「最も良かった」と評価されました。

しかし、討論会の後半、移民問題に関する発言の中でメキシコ人を「悪いやつら(bad hombres)」と呼び、民主党候補のヒラリー・クリントン氏が富裕層に増税すると主張したことに「なんて汚い女だ(such a nasty woman)」とつぶやいたことが批判されました。「大統領としての品格がない」と。

討論会から一夜明けた20日、大統領選でクリントン氏の勝利が確実になったとの見方が一段と増えました。劣勢になったトランプ氏については、早くも選挙後の行動に関心が集まり始めています。特に、Financial Timesが先行して報じた「トランプTV」設立の動きが注目されています。

Financial Times(FT)は今週17日、トランプ氏の娘、イバンカさんの夫であるジャレッド・クシュナー氏が、選挙後に放送局「トランプTV」を設立する可能性をめぐり、メディア企業の取引で経験が豊富なライオンツリーのバーコフCEOと接触したと報じました。

これに関連してFTは20日、トランプ陣営の公式サイトが、フェイスブックのストリーミング・サービスを利用したアラバマ拠点のライツ・サイド・ブロードキャスティングとリンクで繋がっていることが話題になっていると伝えました。

Fortuneは、昨夜のテレビ討論会が「トランプTV」と称してフェイスブック上で生中継されたとして、試験放送になった可能性があると解説しました。20万人がアクセスしましたが、討論会の後半は17万人に減ったとしています。Politicoも、「トランプTV」の放送が事実上スタートしたとする記事を掲載しました。

トランプ氏は最近、主要メディアの報道にバイアスがあると主張しています。昨夜の討論会では「主要メディアのバイアスには飽き飽きだ」とした上で、フェイスブックの生中継を見て欲しいと述べました。これについてThe New York Timesは、「トランプTVを宣伝したのか」と題する記事を掲載しました。
 
[October 20, 2016] No 0223081

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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