2分でわかるアメリカ

2016/10/19ゴールドマンは儲けすぎ?

アメリカの大手投資銀行ゴールドマン・サックスが18日発表した第3四半期(7-9月)の決算は58%の増益となり、予想を大幅に上回りました。好調な債券トレードが寄与しました。

ゴールドマンは競合他社と比べて債券トレーディングへの依存が高いのですが、最近では規制強化や取引量の低下で債券部門が低迷していました。

Reutersは、イギリスのEU離脱決定といった想定外の要因やアメリカをはじめとする各国の金融政策見通しをめぐる不透明感を背景に、第3四半期は業界全体が持ち直し、ゴールドマンに追い風となったと伝えました。

Financial Timesは、JPモルガン・チェースとバンク・オブ・アメリカに続いてゴールドマン・サックスが大幅な増益となったことは、第3四半期がアメリカの大手投資銀行にとって異例に強い四半期になったことを印象付けたと報じました。UBS、クレディ・スイス、ドイツ銀行などの2番手グループの銀行がクレジット、モーゲージ、金利取引などを削減したが、アメリカの投資銀行は成功を信じて苦境を耐えたと解説しました。

The Wall Street Journalは、ゴールドマン・サックス・グループが強い決算に沸いているが、株主に増益を還元すべきだと伝えました。アナリストは、ゴールドマン・サックスの自社株買いと配当に失望したと話しているとしています。

Barron’sは、債券、通貨、そしてコモディティの取引が好調でゴールドマン・サックスが増益となったが、過去の決算や競合他社と比べてゴールドマン・サックスの第3四半期は幅広い部門が好調でバランスが取れているのが特徴だとするアナリストの見方を紹介しました。


[October 18, 2016] No 0223080

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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