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2016/10/15米大統領選の結果みえた?

共和党の大統領候補ドナルド・トランプ氏の「わいせつ疑惑」が相次ぎました。「作り話だ」とトランプ氏が猛反発していますが、有権者、特に女性の見方は厳しくなるばかり。昨夜は、ミシェル大統領夫人も「恥知らず」としてトランプ氏の発言を激しく批判しました。

民主党候補のクリントン候補も、告発サイトのWikiLeakによる削除メール公開の打撃を受けていますが、世論調査ではリードを広げています。

「アメリカの歴史で最も弱い候補による争い」と言われる今年の大統領選は、政策を競うのではなく、お互いを徹底的に批判する醜い戦いになっています。

The Wall Street Journalは、トランプ氏のホワイハウスへの道が狭くなりつつあると報じました。NBCと共同で実施した世論調査では、激戦州のノースカロライナで、クリントン氏が4ポイントの差をつけトランプ氏をリードしているとしています。オハイオ州ではトランプ氏がわずかにリードしているが、どちらかの激戦州をクリントン氏に奪われると、トランプ氏が当選に必要な270人の選挙人確保がかなり非現実的になると解説しました。

The Washington Postは、伝統的に共和党が強いアラスカ、テキサス、ユタでトランプ氏がリードを縮め、共和党州と言われるアリゾナとジョージアでは民主党のクリントン氏が支持を伸ばしていると伝えました。トランプ氏の支持基盤が崩壊しつつあるとしています。

ノーベル経済賞を受賞したポール・クルーグマン氏はThe New York Timesのコラムの中で、選挙はまだ終わっていないがクリントン氏の勝利が確実だとした上で、問題は初の女性大統領がどこまでやれるかだと主張しました。公約を実行できるかどうかは、大統領選と同時に実施される議会の選挙結果次第だとしています。

クリントン候補は昨夜、寄付金集めのためサンタモニカとビバリーヒルズを訪れました。バイデン副大統領もロサンゼルスでクリントン支持を訴えました。こうした中、The Los Angeles Timesは正式にクリントン支持を表明しました。The New York Times とThe Washington Postは先にクリントン支持を表明、The Wall Street Journalのコラムニストもクリントン候補を支持することを明らかにしています。

 
[October 14, 2016] No 0223078

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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