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2016/09/30疑問相次ぐOPEC合意

OPECが28日にアルジェリアで開いた非公式会合で、原油価格の低迷への危機感を共有、加盟各国が生産量を調整することで一致しました。8月時点で日量3324万バレルあった原油生産量を3250万〜3300万バレルに制限することで合意したとの関係筋の話が伝えられました。

マーケットでは、サプライズとなり原油相場が急上昇、株式市場ではエネルギー関連株が買われました。

しかし、24時間が経過、早くも慎重な見方が相次ぎました。11月にウィーンで開く公式会合で具体的な生産量の上限を決めるとされているが不透明で、 原油価格が上昇を維持するかどうか疑問視するアナリスト、関係者の声が増えました。

The Wall Street Journalは、ゴールドマン・サックス、ソシエテ・ジェネラル、ジェフリーズ、そしてUBSなどのアナリストがOPEC合意の効果を疑問視していると報じました。正式会合前に合意が崩壊する可能性、小幅減産で過剰供給が解消されない、歴史的にOPECの合意が守られない、公式会合前に加盟国が生産量を増やす可能性、非加盟国が生産を増やす可能性の5つが疑問視される背景だとしています。

CNBCに出演したピューリッツァー賞受賞の著名アナリストは、OPEC合意は具体性に欠け、11月30日の公式会合まで何が起こるかわからないとコメントしました。

Financial Timesは、OPEC非公式会合で減産のコンセンサスが取れたことは良い展開だが、最終合意までには障害が少なくないと解説しました。サウジアラビアとイランの関係が微妙なこと、イラクの抵抗などに加え、アメリカのシェール業界が相場回復後に生産を増やす可能性があるとしています。


[September 29, 2016] No 0223067

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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