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2016/09/27ドイツ銀株が再び急落

大手のドイツ銀行の株価が26日、再び急落しました。年初からの下落率は53%に達しました。

きっかけになったのは、ドイツの雑誌Focusの記事です。来年に選挙を控えたメルケル首相が、公的資金をドイツ銀行に注入しない方針だと伝えました。また、アメリカ司法省が住宅ローン関連商品の不正販売に絡み140億ドルという巨額の和解金を提示したことに関し、メルケル首相は介入しない方向だとしています。

報道を受けドイツ銀行は26日、ドイツ政府からの支援の必要はないとする声明を発表しました。ドイツ銀行の広報担当者はCNBCに対し「資本増強は検討していない」とコメントしました。

しかし、株式市場ではドイツ銀行の財務に対する懸念が強まり、株価が最安値を更新しました。欧米の株式市場では、他の大手銀行も連れ安しました。

Reutersは、「ドイツ銀行の投資家らが過去の不正行為のツケを払わされる公算が大きくなっている」とするアナリストのコメントを紹介しました。

Financial Timesは、複数のヘッジファンドがドイツ銀行に対するショート(売り)ポジションを積み上げていて、売り圧力が高まっていると報じました。ジョージ・ソロス氏が運用する投資ファンドのショート・ポジションは、1億ユーロ(約113億円)を超えているとしています。

The Wall Street Journalは、低金利、マイナス金利の環境下でドイツ銀行の利益率が悪化していると伝えました。アメリカ司法省が予想以上の制裁金を提示したことで状況が深刻化しているとしています。

 [September 26, 2016] No 0223064

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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