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2016/09/17巨額すぎる制裁金、経営に暗雲

年初から経営危機がしばしば伝えられたドイツの金融大手ドイツ銀行。経営を圧迫するニュースが再び伝えられました。

ドイツ銀行は16日、2008年の金融危機のきっかけとなった住宅ローン担保証券の不正販売に関わったとして、アメリカ司法省から140億ドル(約1兆4300億円)にのぼる巨額の制裁金の支払いを求められたと発表しました。ドイツ銀行は「他行は非常に低い額で和解している」として、大幅な減額を司法省に求める方針を示しました。

業績がさらに悪化するとの懸念が広がり、ドイツ銀行の株価は16日の欧米市場で急落しました。

The Wall Street Journalは、140億ドルという制裁金は最終額ではないとみられているが、資本が細っているドイツ銀行は金額によっては危機に陥ると解説しました。最終的な制裁金が10億ドル未満、最大でも40億ドルになる可能性があるが不透明だとしたうえで、80億ドルを超えた場合は資本不足になり増強を強いられることになるとしています。

Financial Timesは、ドイツ政府がアメリカ政府に対し、ドイツ銀行をアメリカの競合相手と公平に扱うよう警告したと報じました。時価総額が160億ドルのドイツ銀行に対する140億ドルの制裁金は経営への影響が大きすぎると投資家が見ているとしています。

Forbesは、過去に報じられた制裁金を大幅に超える額が司法省から提示されたことで、ドイツ銀行の財務の健全性に対する懸念が広がったと伝えました。

CNBCは、ドイツ銀行は制裁金が20億ドルから30億ドルになると想定していたと解説しました。他の金融機関は大幅に低い額で司法省と和解しているとしています。アナリストは、ドイツ銀行が発行する債券の一部がデフォルトに陥る可能性があると懸念しているとしています。

 [September 16, 2016] No 0223058

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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