2分でわかるアメリカ

2016/09/16まだ弱い米経済

アメリカ商務省が15日発表した8月の小売売上高は、前月比で0.3%減少しました。予想の0.1%減を超える落ち込みを記録しました。前年比では1.9%増でした。

自動車、ガソリン、建設資材、食品サービスを除くコア小売売上高は0.1%減。予想は0.3%増でした。

Reutersは、多岐にわたる分野が低調で、内需減速の兆候を示唆し、FRBが来週の会合で利上げを見送るとの見方がさらに高まる可能性があると伝えました。

The Wall Street Journalは、8月の小売売上高が減少したことで、消費者が経済全体をけん引し続けるかどうか疑わしくなったと報じました。年後半にGDPが3%伸びるとの予想にも影響する可能性があるとしています。

USA Todayは、8月の小売売上高、コア売上高が予想外に弱かったと伝えました。来週のFOMC前に発表された最後で、最も重要な指標だとしています。

Los Angeles Timesは、賃金の伸びが鈍いことが消費減速の原因だとエコノミストが指摘しているが、国勢調査局の統計では、去年の世帯収入が5.2%増と大幅に伸びたと伝えました。

The New York Timesは、アメリカの多くの地域で経済が依然として低迷していると解説しました。ワイオミング州の炭鉱の町では失業者が溢れていて、景気が良いとされる地域の労働者の賃金が増えていないとしています。統計で世帯収入が大幅に増えたが、雇用が増えただけで、個々の所得が低いままだと伝えました。

[September 15, 2016] No 0223057

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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