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2016/09/09追加緩和見送ったECB

ECBは8日にドイツのフランクフルトにある本部で開いた理事会で、主な政策金利であるリファイナンス金利を0%で据え置くことを決めました。上限金利の限界貸出金利は0.25%、下限金利の中銀預金金利はマイナス0.4%の水準をそれぞれ据え置きました。

理事会で、月間800億ユーロの資産買い入れプログラムについては来年3月まで続けることを確認しましたが、期間の延長は見送りました。

ドラギ総裁は理事会後の記者会見で、インフレ率がECBの目標を下回る中、資産買い入れプログラムの変更の可能性を検討していることを明らかにしました。ただ、具体的な検討内容については言及を避けました。

ECBはまた、来年の成長率とインフレ率見通しを小幅下方修正した行内エコノミストの最新予想を公表しました。2018年についても低インフレが続くと予想しました。

Financial Timesは、ECBが資産買い入れプログラムの延長について議論すらしなかっが、行内エコノミストが次の予想を発表する12月の会合で、資産買い入れプログラムの延長を決める可能性があると伝えました。

The Wall Street Journalは、ECBのドラギ総裁が資産買い入れプログラムの延長の扉を開いたと報じました。過去3年間、ユーロ圏のインフレ率がECBの目標を下回っているが、ドラギ総裁は効果が出ているとして擁護したとしています。

CNBCは、ECBが予想に反して資産買い入れプログラムの延長を見送り、マーケットを驚かせたと伝えました。次の焦点は年末に延長を決めるかどうだとしています。

 [September 08, 2016] No 0223052

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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