2分でわかるアメリカ

2016/09/01ADP報告は強い雇用統計のサインか

給与計算サービス最大手のADPが31日に発表した全米雇用報告によりますと、8月の民間雇用者数は17万7000人増えました。予想の17万5000人を小幅ながら上回りました。

サービス業は18万3000人増えましたが、製造業や建設業を含む財生産部門の雇用者数は6000人減りました。

ADPと共同で調査したムーディーズ・アナリティックスのエコノミストは「アメリカの雇用が順調に増え続けていて、近く完全雇用の状態になる」と発表資料でコメントしました。

Los Angeles Timesは、ADPの全米雇用報告が堅調な雇用の伸びを示し、FRBが早期に利上げに踏み切ることを示唆したと報じました。ADPの報告は、労働省が発表する雇用統計を先取りするもので重視されているとしています。

USA Todayは、今週発表される雇用統計が堅調な内容になる可能性をADPの報告が示した可能性があると伝えました。今回の雇用統計は、9月20−21日のFOMC前に発表される最も重要な経済指標だとしています。

2日金曜日に発表される労働省の8月の雇用統計は、重視される非農業部門の雇用者数が18万人増えるというのが平均予想です。16万人増の予想、18万5000人増とみるエコノミストもいます。

CNBCは、先行するADPの数字を受けてエコノミストが雇用統計の予想を修正することがあるが、今回の統計はほぼ予想通りだったので、動きはないと伝えました。

 [August 31, 2016] No 0223047

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2018.10.18 更新注目のFOMC議事録、こう読む※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(15日更新)はこちら(マイページへログイン)FRBが9月25日と26日に開いた前回会合(FOMC)の議事…
  • 2018.10.17 更新失業者数を上回った求人※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(15日更新)はこちら(マイページへログイン)アメリカ労働省が16日発表した雇用動態調査(JOLTS)によ…
  • 2018.10.16 更新米株式相場はどこへ向かう※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(15日更新)はこちら(マイページへログイン)長期金利の突然の上昇、米中貿易摩擦の激化への懸念、企業の業績…
  • 2018.10.13 更新NY株反発も不安定、底はまだ?※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(9日更新)はこちら(マイページへログイン)ニューヨーク株式相場が急落。世界同時株安の発端となりました。1…
  • 2018.10.12 更新NY株、連日の急落※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(9日更新)はこちら(マイページへログイン)世界同時株安のきっかけとなったニューヨーク株式マーケット。11…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを知る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ