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2016/08/18ヘッジファンド 冬の時代

かつては高い運用成績で知られたヘッジファンドが苦境に陥っています。

ヘッジファンド業界の調査会社ユーリカヘッジによりますと、投資家が7月に57億ドル(約5700億円)を引き上げたことがわかりました。資金流出は3カ月連続です。

Bloombergは、年金基金や寄付基金が運用成績の不振や高い手数料を理由にヘッジファンド投資を減らしていて、ヘッジファンド業界への風当たりが強まっていると解説しました。

こうした中、ビリオネアのポール・チューダー・ジョーンズ氏が率いる大手ヘッジファンドのチューダー・インベストメントが、従業員の15%を解雇したことが17日までに明らかになりました。運用成績が振るわず、解約が相次いでいました。Bloombergが伝えました。

Fortuneは、通貨や金利などで運用するフラッグシップのチューダーBVIグローバル・ファンドは1986年以降に年平均18%のリターンをあげていたが、今年は2.5%のマイナスとなっていると報じました。

The Wall Street Journalによりますと、金融危機の際に高い運用成績を上げたブレヴァン・ハワードが3年連続で運用成績がマイナスとなり、今年前半に30億ドル(約3000億円)の資金が流出しました。ヘッジファンドの問題は明らかで、単純に運用成績が悪いということだとしています。調査会社HFRによると、今年のヘッジファンドのリターンは3%で、配当を含めたS&P500のリターンを下回っていると伝えました。

Financial Timesは、プライベート・エクイティと競争するヘッジファンドに対し、投資家は年4〜10%の運用成績をあげるという高い要求を突きつけていると報じました。

 [August 17, 2016] No 0223038

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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