2分でわかるアメリカ

2016/08/17ダドリー総裁とウィリアムズ総裁

ニューヨーク連銀のダドリー総裁は16日、堅調な労働市場や賃金の増加傾向を踏まえると、早ければ9月にも利上げに踏み切る可能性があるとの認識を示しました。

ただ、ダドリー総裁は、アメリカ経済が上半期に1%程度の成長にとどまったとして、「大幅な金融引き締めの必要はないだろう」とコメントしました。ケーブル・チャンネルのFox Businessで語ったものです。

Financial Timesは、イエレン議長に近いとされるニューヨーク連銀のダドリー総裁が9月利上げの可能性があると言及したが、ウォール街の予想と大きく異なると報じました。ウォール街は9月利上げの確率が5分の1程度しかないと見ているとしています。

CNBCに出演したブラックロックのストラテジストは、FRBが慎重ながらも利上げ方向に向かっていると思うとコメントしました。

一方、サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は15日に公表された論文の中で、伝統的な金融政策の枠組みを再考する必要があると主張しました。具体的には、インフレ目標の水準を引き上げるなどの考えを示しました。

ウィリアムズ総裁はFOMCの投票権を持つメンバーではありませんが、ダドリー総裁と並んで政策通として知られ、影響力があります。

The Wall Street Journalは、ウィリアムズ総裁が主張したインフレ目標の引き上げについて、他のエコノミストやFRB関係者が同様の主張をしているが、イエレン議長は慎重に見ていると解説しました。

[August 16, 2016] No 0223037

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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