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2016/07/28FRBの利上げ時期、こう読む

FRBは27日、金融政策を決めるFOMCの2日間の日程を終え、金利を据え置きました。予想通りです。

投票メンバーの10人中9人が政策据え置きに賛成、カンザスシティ地区連銀のジョージ総裁は利上げを主張し反対しました。

声明では、「景気見通しへの短期的なリスクが弱まってきた」と強調しました。今回のFOMCでは、この1行だけが注目を集めました。年内の利上げ再開への道を残したと欧米メディアが伝えました。

The Wall Street Journalは、短期リスクが後退したとして景気認識を上方修正、早ければ9月にも利上げする選択肢を残したと報じました。9月20日と21日に開かれる次回のFOMCで利上げするかどうかは、今後発表される経済データ次第だとしています。

The New York Timesは、雇用が拡大、緩やかな成長が続いていると言及、とりわけ短期的なリスクが和らいだとした声明で、FRBは今年後半に利上げする可能性があることを示唆したと伝えました。

The Washington Postは、EU離脱を決めたイギリスの国民投票後の混乱からの回復についてFRBが自信を示したと解説しました。9月中旬の次回会合は、イングランド銀行とECBが次の措置を決めた後に開催されるとしています。

Financial Timesは、FRBが年内利上げの可能性があることを示唆したと報じました。年内は、9月、11月、12月の3回のFOMCが予定されているが、早ければ9月にも追加利上げに踏み切る可能性があるとしています。

Reutersは、年内3回のFOMCのうち、11月はアメリカの大統領選挙の直前のタイミングのため、利上げに踏み切る公算は小さいとみられていると伝えました。エコノミストを対象にした調査では、FRBが12月まで利上げを待つとの見方が優勢だとしています。

[July 27, 2016] No 0223024

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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