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2016/07/23英経済、急減速の兆し

調査会社IHSマークイットが22日発表したイギリスの7月の購買担当者景気指数(PMI)速報値は、国民投票でEU離脱を決まったことを受けて急低下しました。

イギリス経済のけん引役であるサービス業の指数は47.4。前月の52.3から低下、 低下幅は1996年の統計開始以来で最大でした。予想の49.2を下回りました。

マークイットは、PMIがこの水準で続けば、イギリスの第3四半期の成長率が0.4%のマイナスになるとしています。

イギリスのPMIは、製造業の購買担当者600人とサービス業の650人を対象に経済活動を調査したものです。毎月実施されています。

Financial Timesは、イギリス経済が急減速したことをPMIが示したと報じました。RBCキャピタル・マーケッツのエコノミストは「景気後退に向かっていることを示唆したもので、イングランド銀行が8月の次回会合で金融緩和することは議論の余地がないほど確実だ」とコメントしたとしています。

Telegraphは、PMIの急低下を受け、ポンドが急落したと伝えました。景気後退の不安が広がっているとしています。別の記事でTelegraphは、先行き不透明感から、海外でのバケーション(Vacation)をあきらめ、国内に留まる(Staycation)組が急増、国内経済に恩恵となる可能性があると報じました。

The Wall Street Journalは、PMIは信頼感もしくは景況感ではなく経済活動に関する調査だが、将来の経済活動を示唆するものでもあるとした上で、企業が非常に慎重になっていることがわかると解説しました。ただ、ポンド安を受け、輸出が好調な製造業には明るい兆しがあるとしています。

 
 [July 22, 2016] No 0223021

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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