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2016/07/20トルコ中銀利下げ、教育省は1万5200人解雇

トルコの中央銀行は19日の金融政策委員会で、3つの政策金利の中で最も高水準の翌日物貸出金利を0.25%引き下げ8.75%としました。利下げは5カ月連続。金利水準が最も低い翌日物借入金利と主要金利の1週間物レポ金利については、それぞれ7.25%と 7.50%に据え置きました。

15日夜に発生したクーデター未遂事件に関してトルコ中銀は、国内の変動が市場の変動を引き起こしたとした上で、無制限の流動性の供給が変動を和らげたと声明で説明しました。金融安定化のための措置を引き続き講じるとしています。

Reutersが19人のエコノミストを対象にした調査では、8人が0.25% 利下げ、そして6人が0.50%の引き下げを予想しました。5人は据え置きを予想、見方が分かれていました。19日の利下げについてキャピタル・エコノミクスのエコノミストは「市場の混乱が短期で収束すると中銀が想定していることを示唆している」とReutersにコメントしました。

APは、エルドアン大統領に反抗したクーデター未遂事件がきっかけで、トルコの成長に懸念が広がる中、中央銀行が政策金利を引き下げたと伝えました。クーデター未遂事件以降、トルコの株式相場とトルコリラ相場が不安定になっているとしています。

The Wall Street Journalは、中銀のほか、ユルドゥルム首相やゼイべクチ経済相が市場の不安を和らげるよう動いているが、格付け会社は治安悪化や政治リスクが経済成長に影響すると見ていると報じました。ムーディーズが18日、トルコ国債の格付けを引き下げる方向で見直すと発表したとしています。

クーデター未遂事件の首謀者は依然として明らかになっていません。こうした中、トルコ政府はこれまでに3000人の軍関係者、9000人の警察官らの身柄を拘束しました。一方、FOX Newsは、トルコの教育省が19日、未遂事件に関与したとして1万5200人を解雇したと伝えました。また、1577人の大学学部長の辞任を求めたとしています。


[July 19, 2016] No 0223018

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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