2分でわかるアメリカ

2016/07/13NYダウ最高値、さらに上がる?

EU離脱を決めたイギリスの国民投票後に不安定になったアメリカの株式相場が回復、懸念が払しょくされたように見えます。

12日のニューヨーク株式市場では、世界経済の先行きに対する不安が後退するなかで買いが先行。アメリカを代表する30社で構成されるダウ工業株30種(NYダウ)が去年5月19日につけたザラ場(取引時間中)の高値を更新しました。終値でも過去最高値をつけました。S&P500は前日に続いて史上最高値。ナスダックは年初来高値を2日連続で更新しました。

The Wall Street Journalは、アメリカだけではなく、ヨーロッパも日本でも株価が大幅に反発したが、多くの投資家は依然として不安定な相場展開が今後も続くと予想していると報じました。フランクリン・テンプルトンのポートフォリオ・マネジャーは「株価が急速に回復した。Brexit(イギリスのEU離脱)問題をマーケットが過小評価していると考えている」とコメントしたとしています。

USA Todayは、アメリカの株式相場が米中経済の成長懸念、FRBの早期利上げ観測、不安定な原油相場、そしてEU離脱を決めたイギリスの国民投票への懸念を乗り越え、過去最高値を更新したと伝えました。今後について投資家は、企業の決算と業績見通しを注視しているとしています。

CNBCは、Brexit問題への懸念が後退、日本の追加経済対策を好感してダウとS&P500がいずれも過去最高値を更新したと報じました。CNBCに出演したウェルス・ファーゴ・インベストメントのストラテジストは、今年後半に「買いの機会」がまだあり、いまから買っても遅くないと強気な見方を示しました。

[July 12, 2016] No 0223013

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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