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2016/07/09米雇用統計受けたFRB、見方分かれる

アメリカ労働省が8日発表した6月の雇用統計は、重視される非農業部門の雇用者数が28万7000人増加しました。去年10月以来の大幅増、予想を上回る強い数字。5月分については、3万8000人増から1万1000人増に下方修正されました。

失業率は4.9%と、0.2ポイント悪化しました。予想は4.8%でした。賃金は前月比2セントの増加にとどまりました。

Reutersは、賃金の伸びが鈍いことから、FRBが慎重な姿勢を崩さない可能性があると伝えました。

有力なFEDウォッチャーとして知られるThe Wall Street Journalは、今月のFOMCでの利上げは見送られそうだが、9月にも利上げする可能性が高まったと報じました。9月の会合までは、イギリスの国民投票後の状況を注視、アメリカ経済が堅調かどうか確認したいだろうとしています。

The New York Timesは、5月の雇用統計が弱く、イギリスの国民投票と合わせFRBの年内利上げが見送られるとの見方が優勢だったが、6月の統計を受け、年後半の利上げの可能性があると独立系エコノミストがコメントしたと伝えました。

The Washington Postは、FRBが年内利上げを見送る可能性があるとする雇用サイトIndeedのエコノミストのコメントを紹介しました。Postはまた、強い6月の雇用統計は大統領選でクリントン候補に恩恵となるだろうと解説しました。

Financial Timesは、6月の統計がアメリカの雇用市場への見方を大きく変えることになり、FRBがいずれ対応する必要があるだろうと報じました。

CMEによりますと、強い雇用統計を受け、年内の利上げ確率が24%と、統計発表前の19%から上昇しました。来年6月までの利上げ確率は27%から35%に上がりました。

 
[July 08, 2016] No 0223011

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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